企業名 | 株式会社島根銀行 |
事業内容 | 銀行業 |
従業員数 | 312名(2025/3/31現在 ホームページより) |
導入サービス | バンキングアプリ、個人インターネットバンキング、APIプラットフォーム、認証プラットフォーム |
株式会社島根銀行様は、SBIグループとの資本業務提携を起点に、「自社単独では実現が難しかった」と語るバンキングアプリの導入を推進されました。コスト・スピード・拡張性のすべてにおいてメリットが大きいと判断したSBIネオバンキングシステムとともに、地銀初のFIDO認証導入を含むデジタルサービスの拡充を成し遂げ、口座数・預金残高の増加という具体的な成果につなげています。
1. 導入の背景——単独では難しかった、スピーディなデジタル化
IT技術の進歩により、あらゆる金融サービスが次々と登場するなか、島根銀行様は「自行単独ではスピーディな金融サービスの提供が難しい」という危機感を抱えていました。競合他行がデジタルサービスを相次いで拡充するなか、顧客ニーズへの対応が後手に回るリスクは、経営上の切迫した課題でもありました。
こうした状況に転機をもたらしたのが、SBIグループとの資本業務提携です。この提携を機に、島根銀行様はバンキングアプリの導入を銀行全体の最優先事項と位置づけ、本格的なデジタル化に向けて踏み出されました。
2. 選定の決め手——資本業務提携による、強力なサポート体制に安心感を感じた
SBIネオバンキングシステムを選定された最大の決め手は、SBIグループとの資本業務提携にもとづく強力なサポート体制にあったといいます。自社単独では難しかったデジタル化を推進するにあたり、資本関係を持つパートナーからの継続的な支援が受けられる点は、プロジェクトを社内の優先課題として進める上での大きな安心感となったとのこと。
また、SBIの次世代バンキングシステムの構想との親和性も評価された点のひとつです。コスト・スピード・拡張性のいずれをとってもメリットが大きく、長期的なパートナーシップへの期待感が選定の後押しとなりました。
3. 導入のポイント——API基盤構築という壁を、SBIとともに乗り越えた
バンキングアプリの導入にあたり、最大の壁となったのがAPI基盤の構築でした。旧勘定系システムとアプリを接続するためにイスラエルのOpenLegacy社製品を採用しましたが、海外製品ゆえのコミュニケーション上の課題が生じ、プロジェクト推進が難航する場面もありました。
この局面でSBIネオバンキングシステムが主体的にOpenLegacy社との対応を担い、コミュニケーションを橋渡しする役割を果たしました。その結果、プロジェクトはスムーズに前進し、バンキングアプリの稼働実現につながりました。銀行向けサービスの開発と提供を一気通貫で担うSBIネオバンキングシステムの体制が、この局面で大きく機能した形です。
4. 成果と今後——口座数・預金残高の増加と、挑戦できる組織へ
島根銀行様のバンキングアプリは稼働後も定期的なUI改善を続けており、利用者からは「他行と比べても使いやすい」との評価が寄せられています。スマートフォン支店として立ち上げたネット支店「スマートフォン支店」では、口座数・預金残高ともに増加が続いており、デジタルチャネルを通じた顧客基盤の拡大が着実に進んでいます。
また、今回のバンキングアプリ導入の成功を通じて、行内にポジティブな変化も生まれました。新しい取り組みに、組織全体でチャレンジできる風土が醸成されつつあるといいます。
今後は、昨年7月に稼働した SBIの次世代バンキングシステムをフル活用し、新たな金融サービスの提供をさらに加速させていく予定です。島根銀行様は、SBIグループとの強固なパートナーシップを基盤に、地域金融機関として新しいデジタル体験の提供に挑み続けていきます。